子どもの視野を広げ、学びにつなげる対話のコツ ~反応編~

 
いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない」
アインシュタインの言葉を近頃ずっと思い出しています。
 
この意味は、
発生した問題は、過去や自分の今の意識のままでは解決できない。
要は、あなたが成長や意識の変化をしないと解決できないってこと。
 
まさに今の状況。
 
コロナ、休校、ロックダウン、経済……
これまで経験したことのないような状況。
 
過去に答えはない 
過去の経験は、未来を創造するための材料の一部でしかありませんね。
 
なので、「こうするべき」「こうあれば、幸せになれる」
そんなものはなく、ましてや子どもたちに教えることなんてできません。
 
だとしたら、やはりできることは、
子どもたちに「ちから」をつけること。
 
目の前に壁があるたびに、クリエイティブな視点と自分を柔軟に変え、能力を身に付け、その壁を超えていく力。
 
その力を育むのに、「対話」はとても役に立ちます。
 
と、言うわけで今日も引き続き対話スキル。
  • 1回目は、スタンス編
  • 2回目は、伝え方編
  • 今日は、『反応編』
です。
 
私たちは、話しているとき、相手の反応が気になります。
 
話している相手が無表情、無反応だと、話す気は失せ、話ができなくなります。
経験あるのではないでしょうか?
 
受け取り側の反応って大事なんですよね。
 
対話によって、相手の気づきや学びを促そうとするときは、
相手がどれだけ自由に話せるか?
ということが大事なので、
 
話を聞いている側の反応はとても大事。
 

秘儀!「はひふへほ」

まずすぐにできることは相槌。
 
ここで、相槌の秘儀「はひふへほ」をご紹介しましょう。
 
これは、相手の話のほとんどを「は・ひ・ふ・へ・ほ」で受け取ること。
 
「は」と「ひ」は、より高度な技術が必要となるので、
まずは「ふ・へ・ほ」で考えましょう。
 
相手の話を、
「ふ~ん」
「へえ!」
「ほぉ!」
で受け取ります。
 
それだけ(笑
 
文章で伝えるのは、難易度が高いのですが、
「ふ~ん」も感動の気持ちを込めてくださいね。
 
興味なさそうな、白けた「ふ~ん」ではありませんよ!
 
例えば、
これまで、子どもの話に「えー、でも」とか無反応や、「それってさ」と話泥棒をするコミュニケーションスタイルであったなら、
これを使ってみると、子どものはなし具合がかなり変わってきますよ。
 

伝え返し

 
これは、相手が言った言葉の一部を繰り返すスキル
 
例えば「Aちゃんが、こんな風に優しかったんだよ」
と、いうような話であれば、
「優しかったんだね」
とか、
「Aちゃんが」
 
という一部を繰り返します。
 
この効果としては、これをすると「私の話をちゃんと聞いてくれている!」ということが伝わること。
「ちゃんと伝わっている」
「ちゃんと受け取ってくれている」
という安心感が生まれます。
 

要約する

 
こちらは、「2.伝え返し」で紹介したスキルの応用編。
 
話がまとまらない
長すぎて自分でも何を言っているのかわからなくなっている
という、子どもにとても効果的。
 
「Aちゃんが、Bちゃんに、Cちゃんと…それで、先生が……ごにゃごにゃ……で、楽しかったんだよね。」
 
「なるほど、みんなと先生で○○という話をして楽しかったんだね」
など、子どもの話を要約して伝え返してあげます。
 
あまりに長すぎて、話についていけなくなった時などの確認でも、使えます。
「みんなで先生と、○○のお話をしたってこと?」
 
こんな風に確認で使う時、その要約が正しくても間違っても効果があります。
 
正しければ、「わかってくれている!!」になりますし、
間違っていても「一生懸命聞いてくれている」と受け取ってくれます。
 
要約の効果は、絶大。
2で紹介した伝え返しの効果と、プラスで、子どもたちが自分の言いたいことをまとめ、端的に表現するスキルが身に付きます。
 
******
 
今日は、3つの具体的なスキルをお伝えしました。
 
これまでの連続で「子どもの気づきと学びを促す対話」として必要な書いてきましたが、
最後にこのスキルを伝えた理由は、
「小手先のテクニック」に偏ってしまうのを防止するため。
 
私は常々口酸っぱく言っておりますが、
スキルよりなにより、『あり方』が大事です。
 
スキルは道具。
使い方によっては、相手を傷つけたりします。
 
どんな意図をもって、どんな気持ちでそれを使うのか。
 
子どもの成長を想い、
愛情や興味を心に育てて、それを土台にしてこのスキルを使ってみてくださいね!
 
目指せ、クリエイティブな対話!

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