子どもの視野を広げ、学びにつなげる対話のコツ ~伝える編~

「100年に一度の危機!」と今の状況……
 
ウン十年、生きていますが、何度この言葉を聞いたか…。
 
地震、リーマンショック……
100年に一度ではなく、10年に一度ではないか?!
 
ますます、私たち、そして子どもたちが生きる未来を思うと、
単に難しい問題が解ける、正解を当てるといった能力ではなく、
「生きる力」が必要だと感じるのでした。
 
でも、ですね、
「生きる力」というのは、サバイバルで生き抜くといったものではないので、
子どもを崖から突き落として登ってくるのを待つ! とか、そんなことはしなくてよしww
 
大事なのは、しなやかで柔軟な心と思考ですから、
「経験」と「対話」がとても重要。
 
さて、では今回の内容に参りましょう。
 
前回の引き続き、
「子どもの視野を広げ、学びにつなげる対話のコツ」をお伝えします。
 
今日は、伝え方編。
 
前回のスタンス編で、
子どもの気持ち、言葉、考えを【全肯定すること】とお伝えしました。
 
でも…
もし、子どもが道徳的にもおかしなことを言っていたら?
自分の価値観とほど遠かったら?!
それでも全肯定しなくてはならないのか?!
と、自分の本心を偽るかんじに葛藤し、苦しみ、迷う方が結構多くいらっしゃるんですよね。
 
あなたはどうですか?
 
例えば、友達のことを「あの子が悪いと思う」と決めつけていたり、
「○○国なんて潰してしまえばいいのに」なんて過激なことを言ったら?
 
それも肯定?
 
子どもたちは、いろんな価値観に触れている最中。
大人からしたら「ええ?」っと思うこともあります。
 
そんな時どうしましょう?
 

気持ちにはYES! 行動にはNO!

 
ひとつめのポイントは、
「受容するところと、しないところを区別する」
まるばつ
 
例えば、
クラスで嫌な子がいる。
みんなも嫌いだから、みんなで悪口を言っている。
なんて話があったとします。
 
「そうなんだ。嫌いだから悪口を言っているんだね。
そういうこともあるよね。」
って、ちょっと違いますよね。
 
かといって、
「みんなで悪口を言うのは良くないよ!」
といえば、子どもの心のシャッターは閉まってしまいます。
 
では、どこを受容したらいいの?
というと、行動ではなく「気持ち」
 
この場合だと「(あなたは)嫌な子と感じるんだね。」
《感じていること》を受容します。
 
感じること、考えることに、良い悪いはありません。
 
「そう感じるんだね」
「そう考えるんだね」
で、受容はOK!
 
では、Noの部分はどうする?
 

自分の気持ちや考えを伝える

 
Noの部分は、子どもにもっと深く考えることを促す部分となります。
 
ここでは、
「ふつうはこうだよ」というような一般論を押し付けるような正しいことを教えるのではなく、
大人である「私」の意見として伝えることをオススメします。
 
先ほどの例を使うと、
「嫌いな気持ちは仕方ないけど…悪口を言われている子の事を考えると、ちょっと胸が痛いよ」
「もし、悪口を言われているのが自分の娘だったら、と思うと苦しいな」
とういう感じ。
 
そう言ったとき、子どもの反応はきっと様々。
 
ハッと気づくこともあるでしょうし、
自分の非を認めたくなくて
「だって、あの子って本当に嫌な子なんだよ!」なんて防衛反応をするかもしれません。
 
それでも、子供に伝えたいことは、
責めるのではなく、相手の立場に立ったり、より広い視野を見られるような関わりがオススメ。
 
 

質問で、他の視点を提供

 
先ほど紹介した気持ちを伝える以外にも、
子どもの視野を広げたり、視点を変えるのに、「質問」を使うことができます。
 
「ダメだってわかっていて、どうして悪口って言いたくなるんだろうね?」
「悪口を言うと、嫌な気分にならない?」
 
「悪口を言っている自分をどう思う?」
なんて質問も、なかなか深い質問です。
 
もちろん、どれも責める気持ちをナシに使ってくださいね。
子ども自身が自分で気づき、学ぶサポートなのですから。
 

結論にこだわらない 余白を与える

 
子どもに教えたいこと、正したいことがあるとついつい「結論」を急ぎたくなります。
 
「ちゃんとわかったの?」
「もう二度としない?」
など、相手がちゃんとわかっているかを問い詰めちゃったり。
 
これはNG。
 
誰だって、一度言ったらわかる、できるなんてことはありません。
 
伝えたことを心に沁みつかせる時間と心の余白を作ってあげましょう。
 
自分の心、自分の行動を見る「自分の内側の目」を育てるには時間がかかります
 
わからなかったら何度だって教えてあげる!
そんなおおらかな気持ちで、子どものペースと、葛藤や気持ちを受容してあげてくださいね!
 
今回は、
対話の「伝える編」としてお伝えしました。
 
我慢せず、我慢させず、風通し良く。
 
そんな対話のイメージで使ってみてくださいね。
 
次回も引き続き、対話スキルお伝えしますよ♪
 
 
 
 
 

TOPへ

";