子供が産まれて、
1日のほとんどイライライライラしていたあの時期。
子供にも夫にもイライラし、
こんな自分に誰がした!と、
結婚、子育てのある日々を恨み
鬱々と過ごしていました。
毎朝目が覚めると、
「今日もまた同じイライラの1日」
と、悲しく思っていました。
今思うと…
かなり心が病んでいたな…と思います。
うつ病かも?
と思いながらも、具体的にどうしたらいいかもわからず、
自分の心の弱さだと思う私もいて
さらに、母親失格のレッテルを張られるのが怖くて、
どこにも相談できませんでした。
しかし、それでも、もうこれ以上は無理!!
私は今絶対どこかおかしい!!
と「心療内科」に駆け込んだのは、
息子がお腹にいた時期でした。
ある朝、なんてことない笑っちゃうような自分の失敗に、
「もう終わりだ」と、
涙が止まらなくなってしまったのです。
そして、泣きながら近所の心療内科に電話をしていました。
うつ病なのではないか?
そう思ったのです。
女性は、うつ病になりやすい!
日本では、100人に3~7人という割合で
うつ病を経験した人がいるという調査結果があります。
そして、女性の場合は、
なんと5人に1人が一生のうち一度はうつ病に陥るそうで、
女性は、男性の2倍うつ病にかかりやすいとか!
さらに、一生の中でも妊娠中や産後にうつ病がよく起こるとのこと。
それで、
子供にイライラしていた私がうつ病だったのか?という話。
心療内科では、「うつ病」と診断はされませんでした。
涙止まらず、心療内科に電話した私でしたが、
「心療内科に行ける」ということが決まると、
心から「助かった…」と思え、安心して、
涙は止まり、逆に陽気な気分になっていました。
先生の質問に笑顔ではきはき、
明確に答える私の姿を見て、
「妊娠中は、ホルモンの関係で気分が落ち込んだりもしますから…。
今、お話していると大丈夫な気がしますし、
でも…もし、気になるのであれば、うつの検査もできますけど…。」
と乗り気じゃない感じで(笑
私自身も、その時は気分が明るくなっていたので、
「大丈夫です」
と答えていたのでした。
そんなわけで、
私が「うつ病」だったのかはわかりません。
ただ、そのまま放っておいていたら…
本当にうつ病になっていたのかもしれません。
うつ病の症状チェック
心療内科での診察では、
チェックリストを使いました。
どんな項目だったかはさすがに覚えていないので、
厚生労働省のメンタルヘルス総合サイトからピックアップします。
以下のチェックリストの症状の
ひとつひとつは誰もが感じるような気分ですが、
うつ病と診断する目安としては
いくつかがほぼ1日中絶え間なく感じられ、
2週間以上ずっと続くということです。
- 抑うつ気分(憂うつ、気分が重い)
- 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
- 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
- イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
- 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
- 思考力が落ちる
- 死にたくなる
体に出るサイン
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 性欲がない
- 頭痛や肩こり
- 動悸
- 胃の不快感
- 便秘がち
- めまい
- 口が渇く
周りからも気づく変化
- 表情が暗い
- 涙もろくなった
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 飲酒量が増える
(参照:厚生労働省 メンタルヘルス )
これらのチェックリスト、
心療内科に駆け込んだ私、
イライラ・憂うつの項目以外、
ほとんどチェックが付かなかったことを覚えています。
とはいえ、そのイライラを放っておいたとしたら、
枝分かれして、他の項目にも影響しするのは想像に難しくありません。
イライラを対処したからこそ、
重いうつ病にならずに済んだのだと思っています。
産後女性が鬱になりやすい理由
文章で説明するより、
厚生労働省のホームページに見やすいものがあったので、
転載します。
(
(厚生労働省 メンタルヘルス HPより抜粋)
上記のような悪循環により、
心身ともに疲れて、ストレスに処理しきれなくなり、
うつ病を引き起こします。
イライラという感情は、
「つらいよー!助けてー」という
ストレスサインの一つです。
しかし、その子供へのイライラもまた、
ストレスサインとしてキャッチできずに、
《自分を責める材料》
としてしまうと、悪循環がうまれます。
⇒子供や旦那様にイライラ
⇒「イライラしてしまうなんて!」などと自分を責める
⇒「もっと頑張らないと!」
⇒さらに自分にストレスをかける
⇒イライラ、子供や旦那様に八つ当たり
このようにどんどんと膨れ上がっていきます。
イライラは、うつ病の症状の一つではありますが、
他の症状が伴っていないようであれば、
「もう少しでうつ病になっちゃうよ」
というストレスサインと受け取ったほうが良いようですね。
うつ病にならないためのセルフケア
ストレスサインの一つであったイライラの感情とうまく付き合えず、
自分を責めたり、
そのストレスへの対処をしないと、
心身にさらにストレスを加えることとなり、
脳の機能が低下し、うつ状態が、うつ病となり重症化します。
重症化すると、
治療に時間がかかり、
自分自身もつらい状態が続くだけでなく、
周りの大切な人にも影響を与えます。
そうなる前に、
イライラという感情が訴えていることに耳を傾け、
うつ病になる前に、
セルフケアをしていきましょう。
うつ病防止のためのセルフケアは、
まず、ストレス管理です。
ストレス管理には、
3つの段階が必要です。
- ストレスを正しく理解する
- 自分のストレスサインを見つける
- 自分のストレスをケアする方法を知り、積極的にケアする
ストレスを正しく理解する
ストレスとは、外部からの刺激を受けたときに、
その環境に適応しようとする体の働き(生理反応)です。
体や心が緊張状態になるのです。
外部からの刺激は、4つの要因に分類されます。
環境的要因…気温、天気、騒音など
身体的要因…病気、睡眠不足など
心理的要因…不安、恐怖など
社会的要因…人間関係がうまくいかない、忙しすぎる
子育てにおいては、
どれもこの要因に当てはまるものがありますよね…。
また、ストレスの原因は、
悪いことが起きたときだけだと思われがちですが、
外部からの刺激なので、
妊娠、出産など喜ばしい出来事もストレスの原因となります。
ストレスサインを見つける
自分にストレスがかかったとき、
体や心は、様々なサインを出してくれます。
自分では無理しているつもりはないのに…
ということも、実は頑張りすぎということもあります。
ですから、自分のストレスサインをしっかり把握し、
対処できるようにしましょう。
子供や旦那様にイライラして八つ当たりしてしまう。
というのも、とても重要なストレスサインです。
ストレスケアの方法を知り、実行する
体の不調同様、ストレスサインに気が付いたら、早めの対処が必要です。
睡眠をしっかりとる
ひとりの時間を作る
歌をうたう
運動をする
などセルフケア方法をたくさん持っておくことで、
上手にストレスと付き合っていけます。
まとめ
女性の一生の中で特にうつ病にかかりやすいと言われている子育て時期。
「イライラ」だけではうつ病とは診断はされなくとも、
「子供へのイライラ」はうつ病と無関係ではありません。
イライラしてしまう感情は自分を守るためのメッセージ。
イライラする自分を責めたり、否定するのではなく、
そのメッセージを受け取り、
休息を取る、リフレッシュをする、助けを求めるなどの対処をしていくことが大事です。
また、心の病につながるストレスは、
物事の受け取り方も大きく影響をしています。
この部分を変えるととっても楽になります。
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(※記事参照 厚生労働省メンタルヘルス)
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